代表取締役社長樋口 慶徳
樋口産業グループが手掛けてきた事業は公益性が高く、社会になくてはならないものです。それゆえに経営環境は安定していますが、その安定性は「これまで」の実績であり、このままの現状維持ではさらなる成長を見通すことはできないでしょう。建設資材のリサイクルを軸に、関連産業への多角化、多様化が必要であると考えており、それに向けた社内態勢づくりを進めています。
新しいことにチャレンジするには、新しい発想やそれを実行する力が必要です。代表は現在50代なので現役世代ではありますが、若い人たちが持っている感覚とは異なる部分もあるでしょう。その「違い」を受け入れ、会社の新たな成長エンジンにしていきたいというのが、樋口産業グループの考えです。そのために必要なのが若い力、そして未来の樋口産業グループをお任せできる次の世代の力なので、当社は若い人材を大切に育て、新しい力が活躍できる環境にこだわっています。
チャレンジを推奨している会社だけに、前例がないからといって新しい提案やアイデアを否定することはありません。むしろどんどん若い人たちの声を聞き、それを形にしていきたいと考えています。そこから生まれる成長こそ、これからの樋口産業グループが進むべき道です。
昨今の日本は都市化が進むにつれ、耐震をはじめ、災害対策や利便性を意識した街づくりが求められると同時に、環境保全やエコに対する関心も高まってきています。わが社は、都市の再開発に伴い大量に発生する建設副産物(砂、がれき等)を再生させ、道路、空港、さまざまな公共工事に活用しています。わが社は、時代のニーズを真摯に受け止め、多種の資源再生製品を製造・生産し、高い評価をいただいています。今や限られた天然資源を再利用する「資源循環型社会」を目指す資源エコロジーは地球規模での考えや行動になっています。
わが社はこれまで培ったECOLOGY TECHNOLOGYをさらに進化させながら、今後もこの分野での一翼を担ってまいります。